■ 学習がくしゅうコンテンツ  

※ 読よみ仮名がなで漢字『かんじ』（『かんじ』）の様ように括弧かっこの付ついた漢字かんじは原書げんしょで読よみ仮名がなが付ついている漢字かんじです。

作品さくひん名めい：私わたしの愛読書あいどくしょ
著者ちょしゃ名めい：宮本みやもと百合子ゆりこ

　愛読あいどくといゆう言葉ことばの普通ふつうの使つかいかたとは違ちがうけれども、非常ひじょうに感銘かんめいをもってよみ、人類じんるいの❺❺れきしの精髄せいずいを学まなんだ二ふたつの本ほんをあげます。
　エンゲルス著ちょ「❷族かぞく・❻有財産しゆうざいさん及および国❷こっかの発生はっせい」
　同どう　　　　　「❶想くうそうから❷学かがくへ」
　前者ぜんしゃは、題名だいめいがこの卓抜たくばつで美うつくしい❷会しゃかいの❺❺れきしの内容ないようを❷かたっております。後者こうしゃは、人間にんげん❷会しゃかいに、何故なぜ貧富ひんぷの差さが生しょうじたか。その❷会的しゃかいてきな不幸ふこうをなくしようとして、優すぐれた人々ひとびとがどんなに努❶どりょくして来きたか。そして、この人間にんげんらしい努❶どりょくは、だんだん❶想的くうそうてきな❷法ほうほうから❷学的かがくてきな理解りかいと❷法ほうほうとを発見はっけんして来きて、今日こんにち、❻わたくしどもの将来しょうらいに幸福こうふく建設けんせつの可能かのうを示しめすものとなって来きた❺❺れきしの、不抜ふばつな歩あゆみを物❷ものがたっている書物しょもつです。

　　　　　〔一せん九きゅうひゃく四よんじゅう六ろく年ねん五ご月がつ〕