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ルビ付きテキスト

第14話 御国のために・根岸正吉(新字新仮名)


■ 伏字ふせじ漢字かんじ

※ ❶いち~から❻ろくは小1しょういち~から小6しょうろく、❼ななは中学ちゅうがくで覚おぼえる常用じょうよう漢字かんじです。
小1,❶: 一 , 三 , 十 , 名 , 百
小2,❷: 国 , 帰 , 歩
小3,❸: 者
小6,❻: 郷

■ 学習がくしゅうコンテンツ  

※ 読よみ仮名がなで漢字『かんじ』(『かんじ』)の様ように括弧かっこの付ついた漢字かんじは原書げんしょで読よみ仮名がなが付ついている漢字かんじです。


作品さくひん名めい:御国おくにのために
著者ちょしゃ名めい:根岸ねぎし正吉しょうきち

❷あるいて❷かえれ、❷あるいて❷かえれ、
忠君ちゅうくん愛❷❸あいこくしゃよ。
東京とうきょうから故❻こきょうまで❶❶ひとひゃく❶❶さんじゅう里り

お前まえは稼かせいだ、働はたらいた。
熱心ねっしんに着実ちゃくじつに、ほめらるる迄まで、
海軍かいぐん将校しょうこうなる主人しゅじんのために。
主婦しゅふのために。
男爵だんしゃく家けのために。

お前まえは徴兵ちょうへい検査けんさのために❷❻ききょうする、
その旅費りょひをもたぬ。

御❷おくにの為ためだ。
❷民こくみんの義務ぎむだ。

❷あるいて❷かえれ、❷あるいて❷かえれ
忠君ちゅうくん愛❷あいこく❸しゃよ
東京とうきょうから故❻こきょうまで❶❶ひとひゃく❶❶さんじゅう里り。

     (発表はっぴょう誌し不詳ふしょう 『どん底ぞこで歌うたう』を底本ていほん)

■ コンテンツこんてんつ  


作品さくひん名めい:御国おくにのために
著者ちょしゃ名めい:根岸ねぎし正吉しょうきち

歩あるいて帰かえれ、歩あるいて帰かえれ、
忠君ちゅうくん愛国者あいこくしゃよ。
東京とうきょうから故郷こきょうまで一百ひとひゃく三十さんじゅう里り

お前まえは稼かせいだ、働はたらいた。
熱心ねっしんに着実ちゃくじつに、ほめらるる迄まで、
海軍かいぐん将校しょうこうなる主人しゅじんのために。
主婦しゅふのために。
男爵だんしゃく家けのために。

お前まえは徴兵ちょうへい検査けんさのために帰郷ききょうする、
その旅費りょひをもたぬ。

御国おくにの為ためだ。
国民こくみんの義務ぎむだ。

歩あるいて帰かえれ、歩あるいて帰かえれ
忠君ちゅうくん愛国あいこく者しゃよ
東京とうきょうから故郷こきょうまで一百ひとひゃく三十さんじゅう里り。

     (発表はっぴょう誌し不詳ふしょう 『どん底ぞこで歌うたう』を底本ていほん)

■ 原書情報(青空文庫) 図書カード:No.53999(新字新仮名) https://www.aozora.gr.jp/cards/001618/card53999.html https://www.aozora.gr.jp/cards/001618/files/53999_56975.html 底本:「日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)」新日本出版社    1987(昭和62)年5月25日初版 底本の親本:「どん底で歌う」日本評論社    1920(大正9)年5月 ※本文末の編者による注記は省略しました。 入力:坂本真一 校正:雪森
■ 漢字の説明( Explanation of kanji )  
❶
一
イチ・イツ・一ひと・一ひとつ・▲一はじめ
oneわん
❶
三
サン・三み・三みつ・三みっつ
threeすりー
❶
十
ジュウ・ジッ・十とお・十と
tenてん
❶
名
メイ・ミョウ・名な
nameねーむ
❶
百
ヒャク・▲ハク・▲百もも
hundredはんどれっど
❷
国
コク・国くに
countryかんとりー
❷
帰
キ・帰かえる・帰かえす・▲帰とつぐ・▲帰おくる
returnりたーん
❷
歩
ホ・㊥ブ・㋙フ・歩あるく・歩あゆむ
walkうぉーく
❸
者
シャ・者もの
personぱーそん
❻
郷
キョウ・㊥ゴウ・▲郷さと
hometownほーむたうん
(付記,Note)
※ 最初の行は音訓読みを記載しています。カタカナは音読み、ひらがなルビは訓読みです。
※ ▲は常用外の読み方です。㊥は中学・㋙は高校で習う読み方です。漢検・漢字辞典の記載に準拠しています。
※ ▲ is a non-regular reading. ㊥ is the reading learned in junior high school and ㋙ is the reading learned in high school.
■ 漢字のリンク集/書き順&意味 , stroke order:Mojinavi , Another languages:Google , Bing
1小1 ❶一MojnaviGoogleBing
2小1 ❶三MojnaviGoogleBing
3小1 ❶十MojnaviGoogleBing
4小1 ❶名MojnaviGoogleBing
5小1 ❶百MojnaviGoogleBing
6小2 ❷国MojnaviGoogleBing
7小2 ❷帰MojnaviGoogleBing
8小2 ❷歩MojnaviGoogleBing
9小3 ❸者MojnaviGoogleBing
10小6 ❻郷MojnaviGoogleBing
★★★ 各小説投稿サイトへのリンク集(各投稿サイトでも公開しています) ★★★
Q:青空文庫って、何ですか?
A:1997年に始まったボランティア活動で、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、共有可能なものとして図書館のようにインターネット上に集めようとしております。現在は、日本国内で著作権保護期間の満了した作品を中心に、ボランティアのみなさんの力によって電子化作業を進めています。青空文庫はそういった電子化活動のための、またその成果物をアーカイヴしておくための場でもあり、そこからコピーされた本の集成や活用事例もまた〈青空文庫〉と呼ばれることがあります。
Q: What is Aozora Bunko?
A: The volunteer activities, which began in 1997, the free e-book that can be accessed by anyone in, we are going to gather on the Internet like a library as a thing that can be shared. Currently, we are proceeding with digitization work with the help of volunteers, focusing on works whose copyright protection period has expired in Japan. Aozora Bunko is a place for such digitization activities and for archiving the deliverables, and the collection and use cases of books copied from it are also sometimes called “Aozora Bunko”.
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