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第25話 準備は出来たトヨタは邁進します・豊田喜一郎(旧字旧仮名)__とよだ きいちろう


伏字ふせじ漢字かんじ

いちからろく小1しょういちから小6しょうろくなな中学ちゅうがくおぼえる常用じょうよう漢字かんじです。
小3,❸: 相 , 研
小4,❹: 料 , 材 , 試
中学,❼: 呉 , 唯 , 掛 , 甚 , 郎

学習がくしゅうコンテンツ 

仮名がな漢字『かんじ』(『かんじ』)のよう括弧かっこいた漢字かんじ原書げんしょ仮名がないている漢字かんじです。


準備じゅんび出來できたトヨタは邁進まいしんします
豊田とよだ喜一❼きいちろう

 わたくし過去かこ四年よねんかん自動車じどうしゃ寢食しんしょくともにして、四六時しろくじちゅうただそれのみをかんがへつけてました。ところ此處ここ發令はつれいされました自工じこう法案ほうあん實施じっしあたり、弊社へいしゃ逸早いちはや特許とっきょ許可きょか會社かいしゃ指令しれいけたことあまり感激かんげきごとでありますがこれ同時どうじ今迄いままでようたん自動車じどうしゃことかんがへるばかりではすまされない重大じゅうだい責任せきにんになふにいたつたのであります。國家こっかたいする義務ぎむとして當然とうぜん一日いちにちはや自動車じどうしゃ大量たいりょう生産せいさん實現じつげんして國民こくみん大衆たいしゅう諸君しょくんえなければならないその責任せきにんじゅうかつだいもさることながら、難事業なんじぎょうとされて自動車じどうしゃ工業こうぎょう克服こくふくおもへばまことこれ男子だんし一生いっしょう大業おおわざであり、わたくしにとつては「男子だんし欣快きんかい」とするところであります。
 それについすこしばかり三年さんねんまえ準備じゅんび時代じだい回顧かいこしつわたくしたち工場こうじょう内部的ないぶてき觀察かんさつ御報告ごほうこくしておきいとぞんじます。

      ❹❹ざいりょう問題もんだいについて

 自動車じどうしゃ製作せいさくあたつてなに一番いちばん大切たいせつであるかともうしますに、ふまでも❹❹ざいりょう問題もんだいであります。❹❹ざいりょう問題もんだい解決かいけつせずして自動車じどうしゃ製造せいぞう取❼とりかかること土臺どだいつくらずしてうちてるようなものです。
 日本にほんでは製鋼せいこうぎょう❸當そうとう進歩しんぽしてりますがいま自動車じどうしゃもっとてきした❹❹ざいりょう專門せんもんつくつてれるところはありません。義理ぎりすこしばかりの❹❹ざいりょうつくつてれても、それをつて營業えいぎょうされるまでには❸當そうとう犧牲ぎせい必要ひつようとします。また❸當そうとう❸究けんきゅう必要ひつようです。そこまで辛抱しんぼうして便宜べんぎはかつてれる❹❹ざいりょうおそらくありますまい。假令たとえあつたとしても吾々われわれおもよう❸究けんきゅうをどこまでもつづけてこと不可能ふかのうです。❹❹ざいりょう進歩しんぽともにエンヂンも改良かいりょうされます。エンヂンの進歩しんぽとも❹❹ざいりょう改良かいりょうしなくてはなりません。エンヂンの❸究けんきゅうにはつてもれぬ❹❹ざいりょう製作せいさくはなは餘分よぶん仕事しごとようでありますが、現在げんざい日本にほんとしてはうしても❹❹ざいりょうせんもんてき製作せいさく自分じぶんでしなくてはならない立場たちばにあります。如何いかにエンヂンの製作せいさくくしても、適❹てきざい適所てきしょ使つかいはなかつたら壽命じみょうみじかくなり、値段ねだんたかくなり、性能せいのうわるくなります。❹❹ざいりょう製作せいさく出來できなくては自動車じどうしゃ❸究けんきゅう出來できません。これをするには二百萬にひゃくまんえんてい餘分よぶんかかりますが、現在げんざい日本にほんでは、これが自動車じどうしゃ生命いのちであります。しかはたして日本人にほんじんちからけで❹❹ざいりょう出來できるものかうか、本多ほんだ光太❼こうたろう先生せんせいくのが早道はやみちだとおもひましたので、早速さっそく仙臺せんだいつて先生せんせいたずねましたところ日本にほん現在げんざいちから充分じゅうぶん出來できる。」「外國人がいこくじんやと必要ひつようはない。」とはれたのでおおいに安心あんしんしてただちに製鋼所せいこうじょ設立せつりつにかりました。つぎ❹質ざいしつ適否てきひ調しらべ、安價あんかにして効果的こうかてき❹❹ざいりょう❸究けんきゅうすること經濟けいざいしゃつくうえもっと大切たいせつことであると同時どうじに、出來でき❹❹ざいりょうはたして目的もくてきどおりのものであるかいなかを充分じゅうぶん❹驗けんせずして使用しようすることうえもない危險きけんであります。したがつてそれ充分じゅうぶん❹驗しけんしつります。丁度ちょうど知人ちじん山田やまだ博士はかせ工業こうぎょう大學だいがく❹❹ざいりょう❹驗しけん方面ほうめんくわしいので、山田やまだ博士はかせにおたのみして❹驗しけんじょうつくつていただことにしました。くして❹驗しけんじょう製鋼せいこう❸俟あいまつて❹❹ざいりょう❸究けんきゅうをしました。ここにも幾多いくた失敗しっぱいはありましたが、二年にねんかん實用じつようきょうるものを製作せいさくするまでにいたつたのです。

      鑄物いもの❸究けんきゅう

 つぎ鑄物いもの方面ほうめんでありますがこれは多年たねん❸究けんきゅう充分じゅうぶん自信じしんつてたので自動車じどうしゃくらい鑄物いものんとでも解決かいけつをつけると自信じしんつてかかりました。
 當社とうしゃ參觀さんかんられるかたから、時々ときどき鑄物いもの何割なんわり合格ごうかくしますかと御質問ごしつもんけますが鑄物いものふものは普通ふつう九五きゅうじゅうごぱーせんとくらい合格ごうかくりつがなくては營業えいぎょう成立なりたちません。
 いやしくも自動車じどうしゃつくらうとふものが鑄物いもの合格ごうかくりつ心配しんぱいされるようあわれ状態じょうたいでは、自動車じどうしゃ製造せいぞう中止ちゅうししたほうく、こんな鑄物いものくらい出來できなければ豐田とよだはじだとおも工場こうじょうものおおいに督勵とくれいしました。モールヂングマシンを使用しようして生型なまがたでシリンダーをふいて九十きゅうじゅぱーせんと以上いじょう成功せいこうするまでには❸當そうとう失敗しっぱいもしましたが、一年いちねんあまりりで成功せいこうしたのは多年たねんモールヂングマシンを使用しようしてことと、電氣でんきもちひて、紡機ぼうき薄物うすもの鑄物いもの六敷むずかしいものをやつてたおかげでありました。それでもシリンダー五六百ごろっぴゃくペケにしてつぶしてしまました。おなもの千個せんこつくると大概たいがい職工しょっこうれて間違まちがいものつくようになります。最初さいしょすう百個ひゃっこなかにはもの出來できますが、さだまるまでこれてるくらい覺悟かくご必要ひつようであります。くのごとくして❹❹ざいりょう方面ほうめん解決かいけつ大體だいたいつきました。
 こうした❹❹ざいりょう撰擇せんたく改良かいりょうつねにやつてゆきますにはしたがつて學理がくりてき❸究けんきゅうともはねばならないはずです。そこで❸究所けんきゅうじょつくり、其處そこでは技術的ぎじゅつてき方面ほうめん❸究けんきゅうもやりますが、製鋼せいこう❸究所けんきゅうじょでは❹❹ざいりょう物理的ぶつりてきならび化學かがくてき❸究けんきゅうえずやりまして、如何いかにすればよりよき❹❹ざいりょうるかと深❼しんじん關心かんしん繼續けいぞくしてます。そのほか塗❹とりょう❹驗しけん油脂ゆし❹驗しけんなど設備せつびもあります。
 愈々いよいよ自工じこう法案ほうあんさいげられました。トヨタもまた武裝ぶそうして自動車じどうしゃ工業こうぎょう世界的せかいてき戰場せんじょう出場しゅつじょうしたのです。/\まだ不備ふびてんもありますが、これよりはただ邁進まいしんあるのみです。わたくし渾身こんしんちからささげて皆樣みなさま御期待ごきたいいとねんじて次第しだいであります。

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準備じゅんび出來できトヨタとよた邁進まいしんします
豊田とよだ喜一郎きいちろう

 わたくし過去かこ四年よねんかん自動車じどうしゃ寢食しんしょくともにして、四六時しろくじちゅうただそれのみをかんがへつけてました。ところ此處ここ發令はつれいされました自工じこう法案ほうあん實施じっしあたり、弊社へいしゃ逸早いちはや特許とっきょ許可きょか會社かいしゃ指令しれいけたことあまり感激かんげきごとでありますがこれ同時どうじ今迄いままでようたん自動車じどうしゃことかんがへるばかりではすまされない重大じゅうだい責任せきにんになふにいたつたのであります。國家こっかたいする義務ぎむとして當然とうぜん一日いちにちはや自動車じどうしゃ大量たいりょう生産せいさん實現じつげんして國民こくみん大衆たいしゅう諸君しょくんえなければならないその責任せきにんじゅうかつだいもさることながら、難事業なんじぎょうとされて自動車じどうしゃ工業こうぎょう克服こくふくおもへばまことこれ男子だんし一生いっしょう大業おおわざであり、わたくしにとつては「男子だんし欣快きんかい」とするところであります。
 それについすこしばかり三年さんねんまえ準備じゅんび時代じだい回顧かいこしつわたくしたち工場こうじょう内部的ないぶてき觀察かんさつ御報告ごほうこくしておきいとぞんじます。

      材料ざいりょう問題もんだいについて

 自動車じどうしゃ製作せいさくあたつてなに一番いちばん大切たいせつであるかともうしますに、ふまでも材料ざいりょう問題もんだいであります。材料ざいりょう問題もんだい解決かいけつせずして自動車じどうしゃ製造せいぞう取掛とりかかること土臺どだいつくらずしてうちてるようなものです。
 日本にほんでは製鋼せいこうぎょう相當そうとう進歩しんぽしてりますがいま自動車じどうしゃもっとてきした材料ざいりょう專門せんもんつくつてれるところはありません。義理ぎりすこしばかりの材料ざいりょうつくつてれても、それをつて營業えいぎょうされるまでには相當そうとう犧牲ぎせい必要ひつようとします。また相當そうとう研究けんきゅう必要ひつようです。そこまで辛抱しんぼうして便宜べんぎはかつてれる材料ざいりょうおそらくありますまい。假令たとえあつたとしても吾々われわれおもよう研究けんきゅうをどこまでもつづけてこと不可能ふかのうです。材料ざいりょう進歩しんぽともエンヂンえんぢん改良かいりょうされます。エンヂンえんぢん進歩しんぽとも材料ざいりょう改良かいりょうしなくてはなりません。エンヂンえんぢん研究けんきゅうにはつてもれぬ材料ざいりょう製作せいさくはなは餘分よぶん仕事しごとようでありますが、現在げんざい日本にほんとしてはうしても材料ざいりょうせんもんてき製作せいさく自分じぶんでしなくてはならない立場たちばにあります。如何いかエンヂンえんぢん製作せいさくくしても、適材てきざい適所てきしょ使つかいはなかつたら壽命じみょうみじかくなり、値段ねだんたかくなり、性能せいのうわるくなります。材料ざいりょう製作せいさく出來できなくては自動車じどうしゃ研究けんきゅう出來できません。これをするには二百萬にひゃくまんえんてい餘分よぶんかかりますが、現在げんざい日本にほんでは、これが自動車じどうしゃ生命いのちであります。しかはたして日本人にほんじんちからけで材料ざいりょう出來できるものかうか、本多ほんだ光太郎こうたろう先生せんせいくのが早道はやみちだとおもひましたので、早速さっそく仙臺せんだいつて先生せんせいたずねましたところ日本にほん現在げんざいちから充分じゅうぶん出來できる。」「外國人がいこくじんやと必要ひつようはない。」とはれたのでおおいに安心あんしんしてただちに製鋼所せいこうじょ設立せつりつにかりました。つぎ材質ざいしつ適否てきひ調しらべ、安價あんかにして効果的こうかてき材料ざいりょう研究けんきゅうすること經濟けいざいしゃつくうえもっと大切たいせつことであると同時どうじに、出來でき材料ざいりょうはたして目的もくてきどおりのものであるかいなかを充分じゅうぶん試驗けんせずして使用しようすることうえもない危險きけんであります。したがつてそれ充分じゅうぶん試驗しけんしつります。丁度ちょうど知人ちじん山田やまだ博士はかせ工業こうぎょう大學だいがく材料ざいりょう試驗しけん方面ほうめんくわしいので、山田やまだ博士はかせにおたのみして試驗しけんじょうつくつていただことにしました。くして試驗しけんじょう製鋼せいこう相俟あいまつて材料ざいりょう研究けんきゅうをしました。ここにも幾多いくた失敗しっぱいはありましたが、二年にねんかん實用じつようきょうるものを製作せいさくするまでにいたつたのです。

      鑄物いもの研究けんきゅう

 つぎ鑄物いもの方面ほうめんでありますがこれは多年たねん研究けんきゅう充分じゅうぶん自信じしんつてたので自動車じどうしゃくらい鑄物いものんとでも解決かいけつをつけると自信じしんつてかかりました。
 當社とうしゃ參觀さんかんられるかたから、時々ときどき鑄物いもの何割なんわり合格ごうかくしますかと御質問ごしつもんけますが鑄物いものふものは普通ふつう九五きゅうじゅうごぱーせんとくらい合格ごうかくりつがなくては營業えいぎょう成立なりたちません。
 いやしくも自動車じどうしゃつくらうとふものが鑄物いもの合格ごうかくりつ心配しんぱいされるようあわれ状態じょうたいでは、自動車じどうしゃ製造せいぞう中止ちゅうししたほうく、こんな鑄物いものくらい出來できなければ豐田とよだはじだとおも工場こうじょうものおおいに督勵とくれいしました。モールヂングマシンもーるぢんぐましん使用しようして生型なまがたシリンダーしりんだーをふいて九十きゅうじゅぱーせんと以上いじょう成功せいこうするまでには相當そうとう失敗しっぱいもしましたが、一年いちねんあまりりで成功せいこうしたのは多年たねんモールヂングマシンもーるぢんぐましん使用しようしてことと、電氣でんきもちひて、紡機ぼうき薄物うすもの鑄物いもの六敷むずかしいものをやつてたおかげでありました。それでもシリンダーしりんだー五六百ごろっぴゃくペケぺけにしてつぶしてしまました。おなもの千個せんこつくると大概たいがい職工しょっこうれて間違まちがいものつくようになります。最初さいしょすう百個ひゃっこなかにはもの出來できますが、さだまるまでこれてるくらい覺悟かくご必要ひつようであります。くのごとくして材料ざいりょう方面ほうめん解決かいけつ大體だいたいつきました。
 こうした材料ざいりょう撰擇せんたく改良かいりょうつねにやつてゆきますにはしたがつて學理がくりてき研究けんきゅうともはねばならないはずです。そこで研究所けんきゅうじょつくり、其處そこでは技術的ぎじゅつてき方面ほうめん研究けんきゅうもやりますが、製鋼せいこう研究所けんきゅうじょでは材料ざいりょう物理的ぶつりてきならび化學かがくてき研究けんきゅうえずやりまして、如何いかにすればよりよき材料ざいりょうるかと深甚しんじん關心かんしん繼續けいぞくしてます。そのほか塗料とりょう試驗しけん油脂ゆし試驗しけんなど設備せつびもあります。
 愈々いよいよ自工じこう法案ほうあんさいげられました。トヨタとよたまた武裝ぶそうして自動車じどうしゃ工業こうぎょう世界的せかいてき戰場せんじょう出場しゅつじょうしたのです。/\まだ不備ふびてんもありますが、これよりはただ邁進まいしんあるのみです。わたくし渾身こんしんちからささげて皆樣みなさま御期待ごきたいいとねんじて次第しだいであります。

■ 原書情報(青空文庫) 図書カード:No.53678(旧字旧仮名) https://www.aozora.gr.jp/cards/001362/card53678.html https://www.aozora.gr.jp/cards/001362/files/53678_56477.html 底本:「豊田喜一郎文書集成」名古屋大学出版会    1999(平成11)年4月15日初版第1刷発行 初出:「トヨタニュース 第九号」    1936(昭和11)年11月1日 入力:sogo 校正:塚本由紀
■ 漢字の説明( Explanation of kanji ) 

ソウ・㊥ショウ・あい・▲さが・▲たすける
physiognomyふぃじおのみーpairぺあ

ケン・▲ゲン・㊥とぐ・▲みが
refineれふぁいん

リョウ・▲はか
materialまてりあるfeeふぃーchargeちゃーじ

ザイ・▲サイ・▲まるた
woodうっどmaterialまてりある

シ・こころみる・ため
tryとらいtestingてすてぃんぐexaminationえぐざみねーしょん

ゴ・▲くれ・▲くれ
Oldおーるど Chinaちゃいな

ユイ・㋙イ・▲ただ
simplyしんぷりー

ける・かる・かかり
hangingはんぎんぐ

㋙ジン・はなはだ・はなはだしい・▲いた
veryべりー greatぐれーと

ロウ・▲おとこ
manまん
(付記,Note)
※ 最初の行は音訓読みを記載しています。カタカナは音読み、ひらがなルビは訓読みです。
※ ▲は常用外の読み方です。㊥は中学・㋙は高校で習う読み方です。漢検・漢字辞典の記載に準拠しています。
※ ▲ is a non-regular reading. ㊥ is the reading learned in junior high school and ㋙ is the reading learned in high school.
■ 漢字のリンク集/書き順&意味 , stroke order:Mojinavi , Another languages:Google , Bing
1小3 ❸MojnaviGoogleBing
2小3 ❸MojnaviGoogleBing
3小4 ❹MojnaviGoogleBing
4小4 ❹MojnaviGoogleBing
5小4 ❹MojnaviGoogleBing
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10中学 ❼MojnaviGoogleBing
★★★ 各小説投稿サイトへのリンク集(各投稿サイトでも公開しています) ★★★
Q:青空文庫って、何ですか?
A:1997年に始まったボランティア活動で、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、共有可能なものとして図書館のようにインターネット上に集めようとしております。現在は、日本国内で著作権保護期間の満了した作品を中心に、ボランティアのみなさんの力によって電子化作業を進めています。青空文庫はそういった電子化活動のための、またその成果物をアーカイヴしておくための場でもあり、そこからコピーされた本の集成や活用事例もまた〈青空文庫〉と呼ばれることがあります。
Q: What is Aozora Bunko?
A: The volunteer activities, which began in 1997, the free e-book that can be accessed by anyone in, we are going to gather on the Internet like a library as a thing that can be shared. Currently, we are proceeding with digitization work with the help of volunteers, focusing on works whose copyright protection period has expired in Japan. Aozora Bunko is a place for such digitization activities and for archiving the deliverables, and the collection and use cases of books copied from it are also sometimes called “Aozora Bunko”.
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