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ルビ付きテキスト

第38話 船中八策・坂本竜馬(新字旧仮名)


■ 伏字ふせじ漢字かんじ

※ ❶いち~から❻ろくは小1しょういち~から小6しょうろく、❼ななは中学ちゅうがくで覚おぼえる常用じょうよう漢字かんじです。
小2,❷: 公
小3,❸: 有
小4,❹: 令
小5,❺: 政
中学,❼: 伏 , 侯 , 及 , 奉 , 宜 , 廷

■ 学習がくしゅうコンテンツ  

※ 読よみ仮名がなで漢字『かんじ』(『かんじ』)の様ように括弧かっこの付ついた漢字かんじは原書げんしょで読よみ仮名がなが付ついている漢字かんじです。


作品さくひん名めい:船中八策せんちゅうはっさく
慶応けいおう三年さんねん六月ろくがつ十五じゅうご日にち
著者ちょしゃ名めい:坂本さかもと龍馬りょうま


一ひとつ、天下てんかノ❺権せいけんヲ朝❼ちょうていニ❼還ほうかんセシメ、❺❹せいれい❼よろシク朝❼ちょうていヨリ出いヅベキ事こと。
一ひとつ、上下じょうげ議❺ぎせい局きょくヲ設もうケ、議員ぎいんヲ置おキテ万機ばんきヲ参賛さんさんセシメ、万機ばんき❼よろシク❷議こうぎニ決けっスベキ事こと。
一ひとつ、❸材ゆうざいノ❷卿くぎょう諸❼しょこう❼およビ天下てんかノ人材じんざいヲ顧問こもんニ備そなヘ官爵かんしゃくヲ賜たまヒ、❼よろシク従来じゅうらい❸名ゆうめい無実むじつノ官かんヲ除のぞクベキ事こと。
一ひとつ、外国がいこくノ交際こうさい広ひろク❷議こうぎヲ採とリ、新あらたニ至当しとうノ規約きやくヲ立たツベキ事こと。
一ひとつ、古来こらいノ律❹りつりょうを折衷せっちゅうシ、新あらたニ無窮むきゅうノ大典たいてんヲ撰定せんていスベキ事こと。
一ひとつ、海軍かいぐん❼よク拡張かくちょうスベキ事こと。
一ひとつ、御ご親兵しんぺいヲ置おき、帝都ていとヲ守衛しゅえいセシムベキ事こと。
一ひとつ、金銀きんぎん物ぶつ貨まま❼よろシク外国がいこくト平均へいきんノ法ほうヲ設もうクベキ事こと。

以上いじょう八策はっさくハ方今ほうこん天下てんかノ形勢けいせいヲ察さっシ、之これヲ宇内うだい万国ばんこくニ徴ちょうスルニ、之これヲ捨すてテ他ほかニ済なす時ときノ急務きゅうむアルナシ。苟『いやしく』モ此この数策すうさくヲ断行だんこうセバ、皇運こううんヲ挽回ばんかいシ、国勢こくせいヲ拡張かくちょうシ、万国ばんこくト並行へいこうスルモ、亦また敢あえテ難むつかシトセズ。❼ふせテ願がねがわクハ❷明こうめい正大せいだいノ道理どうりニ基もとずキ、一大いちだい英断えいだんヲ以もっテ天下てんかト更始こうし一新いっしんセン。

■ コンテンツこんてんつ  


作品さくひん名めい:船中八策せんちゅうはっさく
慶応けいおう三年さんねん六月ろくがつ十五じゅうご日にち
著者ちょしゃ名めい:坂本さかもと龍馬りょうま


一ひとつ、天下てんかノの政権せいけんヲを朝廷ちょうていニに奉還ほうかんセシメせしめ、政令せいれい宜よろシクしく朝廷ちょうていヨリより出いヅベキづべき事こと。
一ひとつ、上下じょうげ議政ぎせい局きょくヲを設もうケけ、議員ぎいんヲを置おキテきて万機ばんきヲを参賛さんさんセシメせしめ、万機ばんき宜よろシクしく公議こうぎニに決けっスベキすべき事こと。
一ひとつ、有材ゆうざいノの公卿くぎょう諸侯しょこう及およビび天下てんかノの人材じんざいヲを顧問こもんニに備そなヘへ官爵かんしゃくヲを賜たまヒひ、宜よろシクしく従来じゅうらい有名ゆうめい無実むじつノの官かんヲを除のぞクベキくべき事こと。
一ひとつ、外国がいこくノの交際こうさい広ひろクく公議こうぎヲを採とリり、新あらたニに至当しとうノの規約きやくヲを立たツベキつべき事こと。
一ひとつ、古来こらいノの律令りつりょうを折衷せっちゅうシし、新あらたニに無窮むきゅうノの大典たいてんヲを撰定せんていスベキすべき事こと。
一ひとつ、海軍かいぐん宜よクく拡張かくちょうスベキすべき事こと。
一ひとつ、御ご親兵しんぺいヲを置おき、帝都ていとヲを守衛しゅえいセシムベキせしむべき事こと。
一ひとつ、金銀きんぎん物ぶつ貨まま宜よろシクしく外国がいこくトと平均へいきんノの法ほうヲを設もうクベキくべき事こと。

以上いじょう八策はっさくハは方今ほうこん天下てんかノの形勢けいせいヲを察さっシし、之これヲを宇内うだい万国ばんこくニに徴ちょうスルニするに、之これヲを捨すてテて他ほかニに済なす時ときノの急務きゅうむアルナシあるなし。苟『いやしく』モも此この数策すうさくヲを断行だんこうセバせば、皇運こううんヲを挽回ばんかいシし、国勢こくせいヲを拡張かくちょうシし、万国ばんこくトと並行へいこうスルモするも、亦また敢あえテて難むつかシトセズしとせず。伏ふせテて願がねがわクハくは公明こうめい正大せいだいノの道理どうりニに基もとずキき、一大いちだい英断えいだんヲを以もっテて天下てんかトと更始こうし一新いっしんセンせん。

■ 原書情報(青空文庫) 図書カード:No.52155(新字旧仮名) https://www.aozora.gr.jp/cards/000908/card52155.html https://www.aozora.gr.jp/cards/000908/files/52155_41464.html 底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社    2003(平成15)年12月10日第1刷発行    2008(平成20)年9月19日第7刷発行 入力:Yanajin33 校正:Hanren
■ 漢字の説明( Explanation of kanji )  
❷
公
コウ・▲ク・㊥公おおやけ・▲公きみ
publicぱぶりっく
❸
有
ユウ・㊥ウ・有ある・▲有もつ
existsいぐじすつ
❹
令
レイ・▲リョウ・▲令いいつけ・▲令おさ・▲令よい
commandこまんど ,lawろー
❺
政
セイ・㋙ショウ・㋙政まつりごと
governmentがばめんと ,ruleるーる
❼
伏
フク・▲ブク・伏ふせる・伏ふす・▲伏かくれる・▲伏したがう
bendべんど downだうん
❼
侯
コウ・▲侯まと・▲侯きみ
marquisまーくぃす ,lordろーど ,daimyoだいみょ
❼
及
キュウ・及およぶ・及および・及およぼす
affectあふぇくと ,andあんど
❼
奉
ホウ・ブ・㋙奉たてまつる・▲奉まつる・▲奉うけたまわる
enshrineえんしゅらいん
❼
宜
ギ・▲宜よろしい・▲宜よい・▲宜むべ・▲宜よろしく…べし
reallyりありー ,veryべりー ,OKおーけー
❼
廷
テイ・▲廷にわ
courtこーと ,Imperialいんぺりある courtこーと
(付記,Note)
※ 最初の行は音訓読みを記載しています。カタカナは音読み、ひらがなルビは訓読みです。
※ ▲は常用外の読み方です。㊥は中学・㋙は高校で習う読み方です。漢検・漢字辞典の記載に準拠しています。
※ ▲ is a non-regular reading. ㊥ is the reading learned in junior high school and ㋙ is the reading learned in high school.
■ 漢字のリンク集/書き順&意味 , stroke order:Mojinavi , Another languages:Google , Bing
1小2 ❷公MojnaviGoogleBing
2小3 ❸有MojnaviGoogleBing
3小4 ❹令MojnaviGoogleBing
4小5 ❺政MojnaviGoogleBing
5中学 ❼伏MojnaviGoogleBing
6中学 ❼侯MojnaviGoogleBing
7中学 ❼及MojnaviGoogleBing
8中学 ❼奉MojnaviGoogleBing
9中学 ❼宜MojnaviGoogleBing
10中学 ❼廷MojnaviGoogleBing
★★★ 各小説投稿サイトへのリンク集(各投稿サイトでも公開しています) ★★★
Q:青空文庫って、何ですか?
A:1997年に始まったボランティア活動で、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、共有可能なものとして図書館のようにインターネット上に集めようとしております。現在は、日本国内で著作権保護期間の満了した作品を中心に、ボランティアのみなさんの力によって電子化作業を進めています。青空文庫はそういった電子化活動のための、またその成果物をアーカイヴしておくための場でもあり、そこからコピーされた本の集成や活用事例もまた〈青空文庫〉と呼ばれることがあります。
Q: What is Aozora Bunko?
A: The volunteer activities, which began in 1997, the free e-book that can be accessed by anyone in, we are going to gather on the Internet like a library as a thing that can be shared. Currently, we are proceeding with digitization work with the help of volunteers, focusing on works whose copyright protection period has expired in Japan. Aozora Bunko is a place for such digitization activities and for archiving the deliverables, and the collection and use cases of books copied from it are also sometimes called “Aozora Bunko”.
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