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ルビ付きテキスト

第78話 釈迢空・斎藤茂吉(旧字旧仮名)


伏字ふせじ漢字かんじ

いちからろく小1しょういちから小6しょうろくなな中学ちゅうがくおぼえる常用じょうよう漢字かんじです。
小1,❶: 犬
小3,❸: 集
小4,❹: 民 , 治
小6,❻: 派
中学,❼: 儒 , 塾 , 慶 , 欄 , 浪

学習がくしゅうコンテンツ 

仮名がな漢字『かんじ』(『かんじ』)のよう括弧かっこいた漢字かんじ原書げんしょ仮名がないている漢字かんじです。
  きゅう仮名かなづかいはしん仮名かなづかいにえている場合ばあいもあります。


作品さくひんめいしゃくちょうくう
著者ちょしゃめい齋藤さいとう 茂吉もきち

 歌人かじん本名ほんみょう折口おりぐち信夫しのぶ閲歴えつれき明❹めいじじゅうねんがつじゅういちにち大阪おおさか❼速なにわかもめちょう一丁いっちょううまれた。さんじゅうはちねん天王てんのうちゅうがく卒業そつぎょう少年しょうねんころよりどくしょへきがあり、さんじゅうねんらい文庫ぶんこ」(別項べっこう)の短歌たんからん投稿とうこうし、服部はっとりもとはるせんた。さんじゅうはちねんこく學院がくいん大學だいがくにゅうがくよんじゅうさんねん根岸ねぎし短歌たんかかいのぞむ。ついで大正たいしょうろくねんからじゅうねんまで雜誌ざっし「アララギ」(別項べっこう)の同人どうじんとして、作歌さっかおよ評論ひょうろん發表はっぴょうし、雜誌ざっし日光にっこう」のづるやその同人どうじんとなった。歌❸かしゅうに、「うみやまのあだ」(大正たいしょうじゅうねん改造かいぞうしゃ)「はるのことぶれ」(昭和しょうわねんあずさ書房しょぼう)がある。歌人かじんとしてのほか國學こくがくいん大學だいがく❼應けいおう義❼ぎじゅく大學だいがく教鞭きょうべんり、こく文學ぶんがく❹俗みんぞくがく造詣ぞうけいふかく、いく論文ろんぶんがある。歌❸かしゅうほかに、「こうやく萬葉まんようしゅう」「萬葉まんようしゅうてん」「隱岐おきぼんしん古今こきん和歌わかしゅう」「古代こだい研究けんきゅう❹俗みんぞくがくへん」「古代こだい研究けんきゅうこく文學ぶんがくへんなどそのがあり、雜誌ざっし土俗どぞくでんせつ」「❹俗みんぞくがくなど編輯へんしゅう主任しゅにんとしても活躍かつやくしてる。昭和しょうわしちねんはる文學ぶんがく博士はかせがくさずけられた。『明❹めいじさんじゅうねんちゅうがくせい禁欲きんよく生活せいかつ目的もくてきとすることこえかいふにはいり、次第しだいふかりして、卒業そつぎょうとしまで一人ひとりこのぶんまもげる。後年こうねん❶❼けんじゅ生活せいかつこれもとづくらしい云々うんぬん』と、迢空ちょうくう自身じしん記述きじゅつにあるごとく、かれいまどくしんである。
歌風かふう歌風かふう服部はっとりもとはるよりでて、のち正岡まさおか子規しき系統けいとううつったのであるから、おな新❻しんぱでも、むしろ萬葉まんよう看做みなすべきものである。ただかれこく文學ぶんがくしゃであると同時どうじに、❹俗みんぞくがくしゃであるから、歌風かふうおのずからその色彩しきさいび、人情にんじょう機微きび人事じんじふくざつえいずるをもっ得意とくいとしてる。「しょうしょくにんうたあわせ」のごときは、その特色とくしょく一端いったんしめすものであり、またおな萬葉まんようでも「古今ここん」「しん古今ここん」をもとりれ、ふくざつ一家いっかうた調づきしてる。これかれ赤彦あかひこ千樫ちかし憲吉けんきちなど以外いがいに、いち領域りょういきゆうして所以ゆえんである。

さんこううみやまのあ附録ふろくでん

コンテンツこんてんつ 


作品さくひんめいしゃくちょうくう
著者ちょしゃめい齋藤さいとう 茂吉もきち

 歌人かじん本名ほんみょう折口おりぐち信夫しのぶ閲歴えつれき明治めいじじゅうねんがつじゅういちにち大阪おおさか浪速なにわかもめちょう一丁いっちょううまれた。さんじゅうはちねん天王てんのうちゅうがく卒業そつぎょう少年しょうねんころよりどくしょへきがあり、さんじゅうねんらい文庫ぶんこ」(別項べっこう)の短歌たんからん投稿とうこうし、服部はっとりもとはるせんた。さんじゅうはちねんこく學院がくいん大學だいがくにゅうがくよんじゅうさんねん根岸ねぎし短歌たんかかいのぞむ。ついで大正たいしょうろくねんからじゅうねんまで雜誌ざっしアララギあららぎ」(別項べっこう)の同人どうじんとして、作歌さっかおよ評論ひょうろん發表はっぴょうし、雜誌ざっし日光にっこう」のづるやその同人どうじんとなった。歌集かしゅうに、「うみやまのあだ」(大正たいしょうじゅうねん改造かいぞうしゃ)「はるのことぶれ」(昭和しょうわねんあずさ書房しょぼう)がある。歌人かじんとしてのほか國學こくがくいん大學だいがく慶應けいおう義塾ぎじゅく大學だいがく教鞭きょうべんり、こく文學ぶんがく民俗みんぞくがく造詣ぞうけいふかく、いく論文ろんぶんがある。歌集かしゅうほかに、「こうやく萬葉まんようしゅう」「萬葉まんようしゅうてん」「隱岐おきぼんしん古今こきん和歌わかしゅう」「古代こだい研究けんきゅう民俗みんぞくがくへん」「古代こだい研究けんきゅうこく文學ぶんがくへんなどそのがあり、雜誌ざっし土俗どぞくでんせつ」「民俗みんぞくがくなど編輯へんしゅう主任しゅにんとしても活躍かつやくしてる。昭和しょうわしちねんはる文學ぶんがく博士はかせがくさずけられた。『明治めいじさんじゅうねんちゅうがくせい禁欲きんよく生活せいかつ目的もくてきとすることこえかいふにはいり、次第しだいふかりして、卒業そつぎょうとしまで一人ひとりこのぶんまもげる。後年こうねん犬儒けんじゅ生活せいかつこれもとづくらしい云々うんぬん』と、迢空ちょうくう自身じしん記述きじゅつにあるごとく、かれいまどくしんである。
歌風かふう歌風かふう服部はっとりもとはるよりでて、のち正岡まさおか子規しき系統けいとううつったのであるから、おな新派しんぱでも、むしろ萬葉まんよう看做みなすべきものである。ただかれこく文學ぶんがくしゃであると同時どうじに、民俗みんぞくがくしゃであるから、歌風かふうおのずからその色彩しきさいび、人情にんじょう機微きび人事じんじふくざつえいずるをもっ得意とくいとしてる。「しょうしょくにんうたあわせ」のごときは、その特色とくしょく一端いったんしめすものであり、またおな萬葉まんようでも「古今ここん」「しん古今ここん」をもとりれ、ふくざつ一家いっかうた調づきしてる。これかれ赤彦あかひこ千樫ちかし憲吉けんきちなど以外いがいに、いち領域りょういきゆうして所以ゆえんである。

さんこううみやまのあ附録ふろくでん

■ 原書情報(青空文庫) 図書カード:No.42239(旧字旧仮名) https://www.aozora.gr.jp/cards/001059/card42239.html https://www.aozora.gr.jp/cards/001059/files/42239_14857.html 底本:「齋藤茂吉全集 第三十九卷」岩波書店    1955(昭和30)年11月15日第1刷発行 ※これは「日本文學大辭典」新潮社、1934(昭和9)年6月20日発行に、解説として書かれたものです。 入力:高柳典子 校正:多羅尾伴内
■ 漢字の説明( Explanation of kanji ) 

ケン・いぬ
dogどっぐcanisけいにす

シュウ・あつまる・あつめる・㊥つどう・▲すだく・▲たか
collectionかれくしゃんcollectかれくとgatherぎゃざgarnerがーな

ミン・㊥たみ
peopleぴーぷるnationねいしゃんcitizenryしたずんり

ジ・チ・おさめる・おさまる・なおる・なお
peaceぴーすpublicぱぶりく securityしきゅらてぃcureきゅぁhealひーるcorrectかれくと

ハ・▲ハイ・▲かれる・▲つかわす
innerいな circleさーくるgroupぐるーぷ cliqueくりーく factionふぁくしゃんpartyぱーてぃ

ジュ
confucianismかんひゅーしゃにずむconfucianistかんひゅーしゅにすとchineseちゃいにーず scholarすから

ジュク
privateぷらいゔぁと schoolすくーる

ケイ・▲キョウ・▲よろこぶ・▲
celebrateせらぶれいとdelightでぃらいとpleasureぷれじゃgladfulnessぐらどふぅるにす

ラン・▲わく・▲てすり・▲おばしま・▲おり
columnからむsectionせくしゃん

ロウ・▲ラン・▲なみ・▲みだりに
movingむーゔぃんぐ ridgeりじ waveぅえいゔ
(付記,Note)
※ 最初の行は音訓読みを記載しています。カタカナは音読み、ひらがなルビは訓読みです。
※ ▲は常用外の読み方です。㊥は中学・㋙は高校で習う読み方です。漢検・漢字辞典の記載に準拠しています。
※ ▲ is a non-regular reading. ㊥ is the reading learned in junior high school and ㋙ is the reading learned in high school.
■ 漢字のリンク集/書き順&意味 , stroke order:Mojinavi , Another languages:Google , Bing
1小1 ❶MojnaviGoogleBing
2小3 ❸MojnaviGoogleBing
3小4 ❹MojnaviGoogleBing
4小4 ❹MojnaviGoogleBing
5小6 ❻MojnaviGoogleBing
6中学 ❼MojnaviGoogleBing
7中学 ❼MojnaviGoogleBing
8中学 ❼MojnaviGoogleBing
9中学 ❼MojnaviGoogleBing
10中学 ❼MojnaviGoogleBing
★★★ 各小説投稿サイトへのリンク集(各投稿サイトでも公開しています) ★★★
Q:青空文庫って、何ですか?
A:1997年に始まったボランティア活動で、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、共有可能なものとして図書館のようにインターネット上に集めようとしております。現在は、日本国内で著作権保護期間の満了した作品を中心に、ボランティアのみなさんの力によって電子化作業を進めています。青空文庫はそういった電子化活動のための、またその成果物をアーカイヴしておくための場でもあり、そこからコピーされた本の集成や活用事例もまた〈青空文庫〉と呼ばれることがあります。
Q: What is Aozora Bunko?
A: The volunteer activities, which began in 1997, the free e-book that can be accessed by anyone in, we are going to gather on the Internet like a library as a thing that can be shared. Currently, we are proceeding with digitization work with the help of volunteers, focusing on works whose copyright protection period has expired in Japan. Aozora Bunko is a place for such digitization activities and for archiving the deliverables, and the collection and use cases of books copied from it are also sometimes called “Aozora Bunko”.
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