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ダイ4ワ ブンショウ ノ オンリツ・イズミ キョウカ


■ 学習ガクシュウコンテンツ  


作品サクヒン名メイ:文章ブンショウの音律オンリツ
著者チョシャ名メイ:泉イズミ鏡花キョウカ

 ❷⓫チカゴロの❶❹ショウセツの❶❸ブンショウはワ、⓫❺ヨホド⓫⓫ブサツになつたやうに❷カンガへエられる、❷❸シソウが❶❷タイセツであるのはワ❷イふまでも❹ナいが、❼⓫ソホンな❶❸ブンショウではワ❷❸シソウが❷ドんなに❶❻リッパでも、⓫❸ドクシャに❷ツウじはワしまい、❸カンじはワしまいと❷オモふ。❻❶ナカンズク❷❼チカゴロの❶❹ショウセツの❶❸ブンショウに、❶❻オンリツといふことが⓫『ユルガセ』にされて❺イる、❷ドうして⓫『ユルガ』せ⓫ドコロではワない、❷アタマから❶❸ブンショウの❶❻オンリツなどはワ❸❸チュウイもしてゐイないやうに❷オモふ。❸ヨが❶❸ブンショウの❶❻オンリツと⓫イふのはワ、❷ナニも❶❶❸ゴシチチョウとか❶❷❸シチゴチョウとか、❷❼バキン❸リュウの❶❸ブンショウや⓫❼❼ジョウルリの❶❸ブンショウのやうなのをいふのではワ❹ナい。❸ヨはワ❷イマの❶❸ブンショウが❺メにのみ❼ウッタへエて、❶ミミに❷キかす❶❸ブンショウでない、❶ミミに❷キかすなどいふ❸コトを❷カンガへエてもゐイまいかと❷オモふ。⓫❷コナイダも⓫アル❷❷❷シンブンシャの❶ヒトに❷ハナしたが、❷❶ゲンブン❶❼イッチ⓫タイの❷❼ゴビの「だ」と「である」との❸コトで、❸ヨはワ「だ」といふと❷ツヨく⓫アタり❺スぎると❷オモふ。❶❸ブンショウであるから、⓫❷タイワとはワ❼チガふから❹ヨいが「だ」ではワ、 ⓫❸ドクシャに❹⓫シツレイなやうな❷❷ココチがする。「である」ばかりを、❸ツカへエもせぬが、⓫コの❷ホウが❹『イ』い、❸ヨはワ❷ナニもさう❼❼キュウクツに❷カンガへエずとも、「なり」でも「けり」でも❸ツカつて❺『ヨ』い、❶ブンの❷❷ゼンゴで❹❸❸フチョウワにならなければ❺ヨいと❷オモつて❺イる。❺々オウオウ❷❶ゲンブン❶❼イッチの❶❸ブンショウではワ、⓫⓫ソウゴンとか崇重『ソウチヨウ』とかいふ❼オモムキが❶デないやうに❷イふ❶ヒトがあるが❸ヨはワ❷『アナガ』ちさうではワないと❷オモふ、❹タトへエて❶ミれば、❹レイの「……❻⓫ワガクニの❺⓫コウハイ⓫コノ❶⓫イッセンにあり」といふ❶ブンを、❷❶ゲンブン❶❼イッチに❺⓫カイシャクして、「⓫コノ❶⓫イッセンにありだ」といへば❷❶ゲンブン❶❼イッチ⓫タイ、「あり」ではワ❷❶ゲンブン❶❼イッチでないと❷イふのはワ❷ドうであるか、「……⓫コノ❶⓫イッセンにありだ」の「だ」を❹ハブいたと❶ミても❺ヨいではワあるまいか、⓫スベて⓫⓫❸ココイラはワ❷❸ジユウに❷イきたい。
 ❷マエに❷イひし❶❸ブンショウの❶❻オンリツとはワ、❷イマの❶❹ショウセツではワ、❶ジュウ❶シチ❶ハチの❼ムスメだと❷ジの❶ブンに❷カいてあるから、⓫ソノ⓫❷カイワが❶❶ジュウシチ❶ハチだと❷オモつて❶ミるが、⓫コれはワ❺メに❶ミせる❶❸ブンショウで、❶❶❶ジュウシチハチの❼ムスメとも❷ナニとも⓫コトワり❷ガキをしなくとも、⓫ヨんで❶❶❶ジュウシチハチの❼ムスメだと❷キコえなければいけない。❺メを閉『フサ』いで⓫❷カイワを⓫ヨむのを❷キくと、❶ジュウ❶シチ❶ハチの❼ムスメか❶❶ロクジュウ❼❼イクトセの❹❼ロウバか❷ワカらぬなどはワ❷❷ココロボソい。⓫アタりさはりがあるから❹レイはワ❶ダさぬが、ひどいのはワ、❶クチに❶ダして⓫ヨんで❶ミると、❶オトコか❶オンナか❷ワカらぬのさへエある。❸ヨはワ❶❸ブンショウはワ❶ミるべきものでなく、⓫ヨむべきものだと❷オモふ。❶クチに❶ダして❷ワカらぬやうなのはワ❹ヨく❹ナい。⓫❷カイワのみを⓫イふのではワ❹ナい、❹タトへエば「❶アメが❻フる」と⓫イつても、❶アメの❶オトが❷キコえなければならぬ。❶❸ブンショウでいかにも❶アメが❻フつてるなと❸カンじさせねばならぬ。「❶アメが❻フる」といふ❶❸ブンショウを❶ミて、⓫ソの❸カンの❹ナいのはワ❺メに❼ウッタへるので、❷カいてあるから、❶アメが❻フつてるのだなどはワ❼ヨロしく❹ナい。ツマリ、❶ミミに❷キかす❸❸チュウイがないからである。「ユツタリと……」とか「❼❹ユウゼンとして……」とか❷カいても、⓫ソノ❶ブンの❶❻オンリツが⓫❼ボツキャクされてゐイてはワ、⓫ヨんで❶ミると❼❹ユウゼンでも❷ナンでもない、❶❶モジにはワ❼❹ユウゼンとして❷ナンとか❷カいてあるに❼カカワらず、⓫ソノ❼❹ユウゼンが⓫カケつこしてるなどがある。
 ❶❻オンリツといふ❸コトはワ、❶❸ブンショウの❶イチ❹❺キノウである。❶❸ブンショウに❶❻オンリツを⓫ボツ❼キャクしてはワ⓫イヤシクも❶❸ブンショウとはワ⓫イへエない。さうでせう。「いづれのおんときにかありけん」と❻❹ゲンジの❷❶カキダしであるが「❷❷イツだつたかね」と⓫イつてはワ、❻❹ゲンジも❷ナニもあつたものぢジやない。⓫⓫キョウタイの❺クに
    まくり❶テに❼オドリくづして❷トオりけり
 といふのがある。⓫コノ❺クに❶❻オンリツがあるから、⓫ヨんで――❶ミただけではワない、❼❷イカにも❼ウデまくりした❶オトコが、❼❼ボンオドリか❷ナニかの❼オドリの❶⓫イチダンを❼クズして、❼々ユウユウとして❷トオるのが❸アラワれてゐイる。「まくり❶テして❼オドリを❼クズして❷トオつた」ではワ⓫ソノ❼オモムキが❶デない。白雄『シラヲ』の❺クにも
    ❶❶ユウヅキや❼ヤナギがくれに❷サカナわかつ
 といふのでも「❶❶ユウヅキに❼ヤナギのかげで❷サカナを❷ワけてる」ではワ❷❺ヤハリ❼オモムキが❶デないと⓫イつたやうな⓫ワケである。
 それで❶❻オンリツを⓫ユルガせにして、❺メにのみ❶ミせようとするのはワ、❶❸ブンショウではワないと❷オモふ。❶❼ニョウボウが❹❶シャッキン❸トリが⓫キて❸⓫シヨウがないといふと、❼❸テイシュが❹❶❸シャッキントリが⓫キても、❼❹❷❻タイゼンジジャクたりだといふと⓫❸カテイする。⓫トコロで、⓫コノ❶❼ニョウボウが❺メに❶❸❶イッテイジの❹ナいもので、❼❹タイゼン❷❻ジジャクの❸❸イミが❷ワカらなくても、⓫ソノ❷❸コトバで❼❷ドウにも❼❹❷❻タイゼンジジャクたる⓫トコロが❸アラワれてゐイなければいけない。❼コレが❶❻オンリツを⓫ユルガセにすべからざる⓫テンだと❷オモふ。❹⓫ムガクの❸モノでも、❶❸ブンショウを❷キいて⓫ソノ❼オモムキを❼ツカマへることの❶⓫デキるやうに❷カくのが、❶ブンである。⓫ソれはワ❶ヒトツにまた❶❻オンリツの❼❷イカに❼ヨるのであると❷オモふ。

     ❷❹メイジ❶❶ヨンジュウ❶ニ❶ネン❶ゴ❶ガツ

■ コンテンツこんてんつ  


作品サクヒン名メイ:文章ブンショウのノ音律オンリツ
著者チョシャ名メイ:泉イズミ鏡花キョウカ

 近來チカゴロのノ小説ショウセツのノ文章ブンショウはワ、餘程ヨホド蕪雜ブサツにニなつたナツタやうヤウにニ考カンガへエられるラレル、思想シソウがガ大切タイセツでデあるのアルノはワ言イふフまでもマデモ無ナいがイガ、粗笨ソホンなナ文章ブンショウでデはワ思想シソウがガ何ドんなにンナニ立派リッパでもデモ、讀者ドクシャにニ通ツウじジはワしまいシマイ、感カンじジはワしまいシマイとト思オモふフ。就中ナカンズク近頃チカゴロのノ小説ショウセツのノ文章ブンショウにニ、音律オンリツとトいふことイフコトがガ忽ユルガセにニされてサレテ居イるル、何ドうしてウシテ忽ユルガせセ處ドコロでデはワないナイ、頭アタマからカラ文章ブンショウのノ音律オンリツなどナドはワ注意チュウイもしてモシテゐイないナイやうヤウにニ思オモふフ。予ヨがガ文章ブンショウのノ音律オンリツとト云イふのフノはワ、何ナニもモ五七調ゴシチチョウとかトカ七語調シチゴチョウとかトカ、馬琴バキン流リュウのノ文章ブンショウやヤ淨瑠璃ジョウルリのノ文章ブンショウのノやうなのヤウナノをヲいふイフのでノデはワ無ナいイ。予ヨはワ今イマのノ文章ブンショウがガ眼メにニのみノミ訴ウッタへエてテ、耳ミミにニ聞キかすカス文章ブンショウでないデナイ、耳ミミにニ聞キかすカスなどナドいふイフ事コトをヲ考カンガへエてもテモゐイまいかマイカとト思オモふフ。此間コナイダもモ或アル新聞社シンブンシャのノ人ヒトにニ話ハナしたがシタガ、言文ゲンブン一致イッチ體タイのノ語尾ゴビのノ「だダ」とト「であるデアル」とのトノ事コトでデ、予ヨはワ「だダ」とトいふイフとト強ツヨくク當アタりリ過スぎるギルとト思オモふフ。文章ブンショウであるからデアルカラ、對話タイワとトはワ違チガふフからカラ好ヨいイがガ「だダ」でデはワ、 讀者ドクシャにニ失禮シツレイなナやうなヤウナ心地ココチがするガスル。「であるデアル」ばかりバカリをヲ、使ツカへエもモせぬセヌがガ、此コのノ方ホウがガ好イいイ、予ヨはワ何ナニもモさうサウ窮屈キュウクツにニ考カンガへエずズともトモ、「なりナリ」でもデモ「けりケリ」でもデモ使ツカつてツテ可ヨいイ、文ブンのノ前後ゼンゴでデ不調和フチョウワにニならなナラナければケレバ可ヨいとイト思オモつてツテ居イるル。往々オウオウ言文ゲンブン一致イッチのノ文章ブンショウでデはワ、莊嚴ソウゴンとかトカ崇重ソウチヨウとかトカいふイフ趣オモムキがガ出デないナイやうヤウにニ言イふフ人ヒトがガあるがアルガ予ヨはワ強アナガちチさうでサウデはワないナイとト思オモふフ、例タトへエてテ見ミればレバ、例レイのノ「……皇國ワガクニのノ興廢コウハイ此コノ一戰イッセンにありニアリ」とトいふイフ文ブンをヲ、言文ゲンブン一致イッチにニ解釋カイシャクしてシテ、「此コノ一戰イッセンにニありだアリダ」とトいへばイヘバ言文ゲンブン一致イッチ體タイ、「ありアリ」でデはワ言文ゲンブン一致イッチでないデナイとト言イふのフノはワ何ドうウであるかデアルカ、「……此コノ一戰イッセンにニありだアリダ」のノ「だダ」をヲ省ハブいたイタとト見ミてもテモ可ヨいイでデはワあるまいアルマイかカ、總スベてテ此處等ココイラはワ自由ジユウにニ行イきたいキタイ。
 前マエにニ言イひしヒシ文章ブンショウのノ音律オンリツとトはワ、今イマのノ小説ショウセツでデはワ、十ジュウ七シチ八ハチのノ娘ムスメだとダト地ジのノ文ブンにニ書カいてイテあるからアルカラ、其ソノ會話カイワがガ十七ジュウシチ八ハチだとダト思オモつてツテ見ミるがルガ、此コれレはワ眼メにニ見ミせるセル文章ブンショウでデ、十七八ジュウシチハチのノ娘ムスメともトモ何ナニともトモ斷コトワりリ書ガキをヲしなくシナクともトモ、讀ヨんでンデ十七八ジュウシチハチのノ娘ムスメだとダト聞キコえエなければナケレバいけないイケナイ。眼メをヲ閉フサいでイデ會話カイワをヲ讀ヨむムのをノヲ聞キくとクト、十ジュウ七シチ八ハチのノ娘ムスメかカ六十ロクジュウ幾歳イクトセのノ老婆ロウバかカ分ワカらぬラヌなどナドはワ心細ココロボソいイ。當アタりリさはりサハリがガあるからアルカラ例レイはワ出ダさぬサヌがガ、ひどいヒドイのノはワ、口クチにニ出ダしてシテ讀ヨんでンデ見ミるとルト、男オトコかカ女オンナかカ分ワカらぬラヌのノさサへエあるアル。予ヨはワ文章ブンショウはワ見ミるルべきものベキモノでなくデナク、讀ヨむムべきものベキモノだとダト思オモふフ。口クチにニ出ダしてシテ分ワカらぬラヌやうなのヤウナノはワ好ヨくク無ナいイ。會話カイワのみノミをヲ云イふフのノでデはワ無ナいイ、例タトへエばバ「雨アメがガ降フるル」とト云イつてもツテモ、雨アメのノ音オトがガ聞キコえエなければナケレバならぬナラヌ。文章ブンショウでデいかイカにもニモ雨アメがガ降フつてるなとツテルナト感カンじジさせねばサセネバならぬナラヌ。「雨アメがガ降フるル」とトいふイフ文章ブンショウをヲ見ミてテ、其ソのノ感カンのノ無ナいのイノはワ眼メにニ訴ウッタへるヘルのでノデ、書カいてイテあるからアルカラ、雨アメがガ降フつてるツテルのだノダなどナドはワ宜ヨロしくシク無ナいイ。ツマリつまり、耳ミミにニ聞キかすカス注意チュウイがガないからナイカラであるデアル。「ユツタリゆつたりとト……」とかトカ「悠然ユウゼンとしてトシテ……」とかトカ書カいてもイテモ、其ソノ文ブンのノ音律オンリツがガ沒却ボツキャクされてサレテゐイてテはワ、讀ヨんでンデ見ミるとルト悠然ユウゼンでもデモ何ナンでもデモないナイ、文字モジにニはワ悠然ユウゼンとしてトシテ何ナンとかトカ書カいてイテあるにアルニ拘カカワらずラズ、其ソノ悠然ユウゼンがガ駈カケつこツコしてるシテルなどナドがあるガアル。
 音律オンリツとトいふイフ事コトはワ、文章ブンショウのノ一イチ機能キノウであるデアル。文章ブンショウにニ音律オンリツをヲ沒ボツ却キャクしてシテはワ苟イヤシクもモ文章ブンショウとトはワ云イへエないナイ。さうでサウデせうセウ。「いづれイヅレのおんノオンときトキにかニカありけんアリケン」とト源氏ゲンジのノ書出カキダしシであるがデアルガ「何時イツだつたダツタかねカネ」とト云イつてツテはワ、源氏ゲンジもモ何ナニもモあつたアツタものモノぢジやヤないナイ。曉臺キョウタイのノ句クにニ
    まくりマクリ手テにニ踊オドリくづしてクヅシテ通トオりリけりケリ
 といふトイフのがノガあるアル。此コノ句クにニ音律オンリツがガあるからアルカラ、讀ヨんでンデ――見ミたタだけダケでデはワないナイ、如何イカにもニモ腕ウデまくりしたマクリシタ男オトコがガ、盆踊ボンオドリかカ何ナニかのカノ踊オドリのノ一團イチダンをヲ崩クズしてシテ、悠々ユウユウとしてトシテ通トオるのがルノガ表アラワれてレテゐイるル。「まくりマクリ手テしてシテ踊オドリをヲ崩クズしてシテ通トオつたツタ」でデはワ其ソノ趣オモムキがガ出デないナイ。白雄シラヲのノ句クにもニモ
    夕月ユウヅキやヤ柳ヤナギがくれガクレにニ魚サカナわかつワカツ
 といふトイフのでもノデモ「夕月ユウヅキにニ柳ヤナギのノかげカゲでデ魚サカナをヲ分ワけてるケテル」でデはワ矢張ヤハリ趣オモムキがガ出デないとナイト云イつたツタやうなヤウナ譯ワケであるデアル。
 それでソレデ音律オンリツをヲ忽ユルガせセにしてニシテ、眼メにニのみノミ見ミせようセヨウとトするのスルノはワ、文章ブンショウでデはワないナイとト思オモふフ。女房ニョウボウがガ借金シャッキン取トリがガ來キてテ仕樣シヨウがガないとナイトいふとイフト、亭主テイシュがガ借金取シャッキントリがガ來キてもテモ、泰然自若タイゼンジジャクたりタリだとダトいふとイフト假定カテイするスル。處トコロでデ、此コノ女房ニョウボウがガ眼メにニ一丁字イッテイジのノ無ナいイものでモノデ、泰然タイゼン自若ジジャクのノ意味イミがガ分ワカらなくラナクてもテモ、其ソノ言葉コトバでデ如何ドウにもニモ泰然自若タイゼンジジャクたるタル處トコロがガ表アラワれてレテゐイなければナケレバいけないイケナイ。是コレがガ音律オンリツをヲ忽ユルガセにニすべからざるスベカラザル點テンだとダト思オモふフ。無學ムガクのノ者モノでもデモ、文章ブンショウをヲ聞キいてイテ其ソノ趣オモムキをヲ捉ツカマへるヘルことコトのノ出來デキるルやうヤウにニ書カくクのがノガ、文ブンであるデアル。其ソれレはワ一ヒトツにニまたマタ音律オンリツのノ如何イカにニ依ヨるルのでノデあるとアルト思オモふフ。

     明治メイジ四十ヨンジュウ二ニ年ネン五ゴ月ガツ

■ 原書情報(青空文庫) 図書カード:No.55401(旧字旧仮名) https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/card55401.html https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/55401_50158.html
★★★ 各小説投稿サイトへのリンク集(各投稿サイトでも公開しています) ★★★
Q:青空文庫って、何ですか?
A:1997年に始まったボランティア活動で、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、共有可能なものとして図書館のようにインターネット上に集めようとしております。現在は、日本国内で著作権保護期間の満了した作品を中心に、ボランティアのみなさんの力によって電子化作業を進めています。青空文庫はそういった電子化活動のための、またその成果物をアーカイヴしておくための場でもあり、そこからコピーされた本の集成や活用事例もまた〈青空文庫〉と呼ばれることがあります。
Q: What is Aozora Bunko?
A: The volunteer activities, which began in 1997, the free e-book that can be accessed by anyone in, we are going to gather on the Internet like a library as a thing that can be shared. Currently, we are proceeding with digitization work with the help of volunteers, focusing on works whose copyright protection period has expired in Japan. Aozora Bunko is a place for such digitization activities and for archiving the deliverables, and the collection and use cases of books copied from it are also sometimes called “Aozora Bunko”.
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