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「ねえ、かあさん」
みっちゃん
「ねえ、かあさん」
「なあに、みっちゃん」
「あのね、かあさん。もうじきに、クリスマスでしょ」
「ええ、もうじきね」
「どれだけ?」
「みっちゃんの
「みっちゃんの
「そうですよ」
「じゃあ、かあさん、
「ひとつ、ふたあつ、みっつ、そいから、ね、かあさん。いつつ、ね、むっつ。ほら、むっつねたらなの? ね、かあさん」
「そうですよ。むっつねたら、クリスマスなのよ」
「ねえ、かあさん」
「まあ、みっちゃん、お
「ねえ、かあさん」
「あいよ」
「クリスマスに
「まあ、みっちゃん
「ねえ、かあさん、
「みっちゃんのことだもの。みっちゃんが、ほしいとおもうものなら、
「そう? かあさん」
「ほら、お
「あたいね。
「まあ、ずいぶんたくさんなのね」
「ええ、かあさん、もっとたくさんでもいい?」
「えエ、えエ、よござんすとも。だけどかあさん
「でも、かあさん、サンタクロスのお
「そりゃあ、そうだけれどもさ、サンタクロスのお
「じゃ、かあさん、
「はい、はい、さあ
「ピアノよ、キュピーよ、クレヨンね、スケッチ
「そうね、お
「で
「そうね。そんなおもいもの
「じゃピアノもお
「ピストルなんかいるの、みっちゃん」
「だって、おとなりの
「まあ
「
「
「でも
「
「そうお、じゃ、ピストル
「さ、もう、お
みっちゃん
「
「ぼく
「あら、お
「お
「あら、
「どこのお
「サンタクロスのお
「サンタクロスのお
「
「ぼくんとこ
「あら、どうして? じゃきっと
「ほう、じゃくるかなあ、
「なんでもよ」
「ピストルでも?」
「ピストルでもサーベルでも」
「じゃ、ぼく
「サンタクロスに
「なんですって、この
「ピストルと、
「まあ、
「みっちゃんとこのかあさんも
「それはね
「でもいったよ、みっちゃんのかあさんがね、
「まあ。それじゃお
「
「そんなにたくさん、よくばる
「だってぼく、ラッパもほしいんだもの」
「でもね、サンタクロスのお
「じゃあぼく
「そうそう
「
「えエえエ、
「うれしいな」
クリスマスの
「かあさん、ぼく
ところが、みっちゃんの
みっちゃん
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