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ダイ62ワ シラギク・イトウ サチオ


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作品サクヒンメイ白菊シラギク
著者チョシャメイ伊藤イトウ 左千夫サチオ

 ⓫❷チノ❺❶テイシャジョウジュウ❶❶ゴジュプンハツノボりにうようにと、『イワオ』❸❻オンセンたのアサシチであった。❷❼カイバツヤク❶❶ヨンセンシャク❹❶イジョウ❶❶サンチュウほとんど❹❷ショトウ❷❹コウケイである。❷❷イワカドカクれた河岸『カシ』❻❸コウヨウノコスクなく、❶⓫『チガシ』とふたりシモフカ⓫❸『ソバミチ』イソいだ。カエリみると❸❻オンセン❷❸ソトユケムリ⓫々『モウモウ』ノキツツんでたち『ノボ』ってる。❸❷アンコクダイ⓫❶ガンセキがいくつとなく⓫立『ショウリツ』せるような、❶ヶ❼ヤツガタケ❶❼イチグウから❷❸タイヨウ❶❷イッケンハンばかりノボってる。らふたり❼❸シモバシラ❶❸ヤマジを、ハナしながらもイソいでクダるのである。木⓫『キソ』御⓫❶『オンタケサン』が、その❷々カドカドしきミネ❶❷シラユキ『イタダ』いて、アオぎったソラウツクしい。チカ❼❹カマナシヤマそれにツラなる❼⓫カイ❼ヶ❼コマガタケナドいかにも❸❷シンコク❼❻イゲンある❶❺サンヨウである。
 らふたりようやく❶❺イチダン❶❷ソウゲンぎて、『フモト』❶❼ミワタしたトキハジめて❸❷イガイ❷❹コウケイ❻❹テンボウした。
 ⓫❻スワ❶❹イチグン❹❷テイチ❶❷『ハクウン』密塞『ミッサイ』して、あたかも❶波『ハクハ』⓫⓫『ホウハイ』たるダイスイであった。イソぎにイソらもしばらく諦視『テイシ』せざるをない。❸❼ロボウイシによろよろと❶❶オシロバナすなわちシモイタめるヤマギクである。キョウ❶❼シラギク❻❶キジンカンじなれど、❶❸ヤマジ❶❼シラギク❺❼ソボクにしてかえって気韻『キイン』タカい。❶❷ハクウンダイ❸❶コスイ⓫❶『ミオロ』してこのヤマギクる。ふたりヤマるのがイヤになった。

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作品サクヒンメイ白菊シラギク
著者チョシャメイ伊藤イトウ 左千夫サチオ

 茅野チノ停車テイシャジョウジュウ五十ゴジュプンハツノボようにヨウニイワオ温泉オンセンアサシチあったアッタ海抜カイバツヤク四千ヨンセンシャク以上イジョウ山中サンチュウほとんどホトンド初冬ショトウ光景コウケイあるアル岩角イワカドカクれたレタ河岸カシ紅葉コウヨウノコスクなくナク千樫チガシふたりフタリシモフカ岨路ソバミチイソいだイダカエリみるミル温泉オンセン外湯ソトユケムリ濛々モウモウノキツツんでンデたちタチノボってるッテル暗黒アンコクダイ巌石ガンセキいくつイクツなくナク聳立ショウリツせるセルようなヨウナ八ヶ岳ヤツガタケ一隅イチグウからカラ太陽タイヨウ一間イッケンハンばかりバカリノボってるッテルふたりフタリ霜柱シモバシラ山路ヤマジハナながらナガライソいでイデクダのでノデあるアル木蘇キソ御嶽山オンタケサンそのソノ角々カドカドしきシキミネ白雪シラユキイタダいてイテアオぎったギッタソラウツクしいシイチカ釜無カマナシヤマそれソレツラなるナル甲斐カイ駒ヶ岳コマガタケナドいかにもイカニモ深黒シンコク威厳イゲンあるアル山容サンヨウあるアル
 ふたりフタリようやくヨウヤク一団イチダン草原ソウゲンぎてギテフモト見渡ミワタしたシタトキハジめてメテ意外イガイ光景コウケイ展望テンボウしたシタ
 諏訪スワ一郡イチグン低地テイチ白雲ハクウン密塞ミッサイしてシテあたかもアタカモ白波ハクハ澎沛ホウハイたるタルダイスイあったアッタイソイソしばらくシバラク諦視テイシせざるセザルないナイ路傍ロボウイシよろよろヨロヨロ小白オシロバナすなわちスナワチシモイタめるメルヤマギクあるアルキョウ白菊シラギク貴人キジンカンなれどナレド山路ヤマジ白菊シラギク素朴ソボクしてシテかえってカエッテ気韻キインタカ白雲ハクウンダイ湖水コスイ瞰下ミオロしてシテこのコノヤマギクふたりフタリヤマのがノガイヤなったナッタ

■ 原書情報(青空文庫) 図書カード:No.57334(新字新仮名) https://www.aozora.gr.jp/cards/000058/card57334.html https://www.aozora.gr.jp/cards/000058/files/57334_71312.html
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Q:青空文庫って、何ですか?
A:1997年に始まったボランティア活動で、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、共有可能なものとして図書館のようにインターネット上に集めようとしております。現在は、日本国内で著作権保護期間の満了した作品を中心に、ボランティアのみなさんの力によって電子化作業を進めています。青空文庫はそういった電子化活動のための、またその成果物をアーカイヴしておくための場でもあり、そこからコピーされた本の集成や活用事例もまた〈青空文庫〉と呼ばれることがあります。
Q: What is Aozora Bunko?
A: The volunteer activities, which began in 1997, the free e-book that can be accessed by anyone in, we are going to gather on the Internet like a library as a thing that can be shared. Currently, we are proceeding with digitization work with the help of volunteers, focusing on works whose copyright protection period has expired in Japan. Aozora Bunko is a place for such digitization activities and for archiving the deliverables, and the collection and use cases of books copied from it are also sometimes called “Aozora Bunko”.
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