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ルビ付きテキスト

ダイ67ワ ミンナ カナ シゲ ニ ソウ オモ ウ・クラハシ ジュンイチロウ


学習ガクシュウコンテンツ 


みんなカナしげにそうオモ
❹❸クラハシ ❼❶❼ジュンイチロウ

⓫⓫キュウリつくってもいい
トマトつくってもいい
❷⓫カボチャ❷⓫スイカ⓫❶ナス
タカ❺❹ヒリョウダイ❶❷コサクマイにくわれる
バンイネをつくるより
❷❹ヤサイをつくってだすのが
なんぼいいかもれない
ヤマムコうのムラから
はこんでるリヤカーのムレをみると
みんなカナしげにそうオモ

❷❷ケサ
おっかあタチ
ここ マチ❶❶イリグチ
がやがやとかけひきに❺❹ヨネンがない
イエソバナガれるミゾ
ヨルになって ツキにぬれて
❷❹ヤサイ❹❸クダモノアラってみたい
❷❷ジブン❶❶テイれて
❷❷ジブンでみがいて
りにいってみたい
みんなそうオモうのだが
❷❶キョウ
アメにしがみつくような❼❷ジュウセイがきこえて
テキ❶❷サホウ ヨンヒャクメートル
❼❶イナダホトリの こえぐろのカゲ
アカシロ
❷々ハンハンハタがひらめいている
オレタチゃ はらはらする
❸❼ツイゲキ」のコエもろとも
❼❶ドロタホトリをふみクダいてつきススムレ

ハタケだったら
ハタケだったら、わやくそだ!」
みんなカナしげにそうオモ

     (『❶❹シャリンキュウヒャクサンジュウロクネンガツゴウ❸❸ハッピョウ 
      センキュウヒャクナナジュウキュウネンガツ❷❶ノダ晌❶ショウコ❸❷ハッコウ❹❸クラハシ❼❶❼ジュンイチロウ❷❸サクヒンシュウ』を❹❶テイホン

コンテンツこんてんつ 


作品サクヒンメイみんなミンナカナしげシゲそうソウオモ
著者チョシャメイ倉橋クラハシ 潤一郎ジュンイチロウ

胡瓜キュウリつくってツクッテいいイイ
トマトとまとつくってツクッテいいイイ
南瓜カボチャ西瓜スイカ茄子ナス
タカ肥料ヒリョウダイ小作コサクマイくわクワれるレル
バンイネつくるツクルよりヨリ
野菜ヤサイつくってツクッテだすダス
なんぼナンボいいイイかもカモないナイ
ヤマムコムラからカラ
はこんでハコンデリヤカーりやかームレみるミル
みんなミンナカナしげシゲそうソウオモ

今朝ケサ
おっかあオッカアタチ
ここココ マチ入口イリグチ
がやがやガヤガヤかけひきカケヒキ余念ヨネンないナイ
イエソバナガれるレルミゾ
ヨルなってナッテ ツキぬれてヌレテ
野菜ヤサイ果物クダモノアラってッテみたいミタイ
自分ジブン手入テイれてレテ
自分ジブンみがいてミガイテ
いってイッテみたいミタイ
みんなミンナそうソウオモだがダガ
今日キョウ
アメしがみつくシガミツクようヨウ銃声ジュウセイきこえてキコエテ
テキ左方サホウ ヨンヒャクメートル
稲田イナダホトリ こえコエぐろグロカゲ
アカシロ
半々ハンハンハタひらめいヒラメイいるイル
オレタチ はらはらハラハラするスル
追撃ツイゲキコエもろモロともトモ
泥田ドロタホトリふみフミクダいてつきイテツキススムレ

ハタケだったらダッタラ
ハタケだったらダッタラわやくそワヤクソ!」
みんなミンナカナしげシゲそうソウオモ

     (『車輪シャリンキュウヒャクサンジュウロクネンガツゴウ発表ハッピョウ 
      センキュウヒャクナナジュウキュウネンガツ野田ノダ晌子ショウコ発行ハッコウ倉橋クラハシ潤一郎ジュンイチロウ作品サクヒンシュウ底本テイホン

■ 原書情報(青空文庫) 図書カード:No.54111(新字新仮名) https://www.aozora.gr.jp/cards/001645/card54111.html https://www.aozora.gr.jp/cards/001645/files/54111_53811.html
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Q:青空文庫って、何ですか?
A:1997年に始まったボランティア活動で、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、共有可能なものとして図書館のようにインターネット上に集めようとしております。現在は、日本国内で著作権保護期間の満了した作品を中心に、ボランティアのみなさんの力によって電子化作業を進めています。青空文庫はそういった電子化活動のための、またその成果物をアーカイヴしておくための場でもあり、そこからコピーされた本の集成や活用事例もまた〈青空文庫〉と呼ばれることがあります。
Q: What is Aozora Bunko?
A: The volunteer activities, which began in 1997, the free e-book that can be accessed by anyone in, we are going to gather on the Internet like a library as a thing that can be shared. Currently, we are proceeding with digitization work with the help of volunteers, focusing on works whose copyright protection period has expired in Japan. Aozora Bunko is a place for such digitization activities and for archiving the deliverables, and the collection and use cases of books copied from it are also sometimes called “Aozora Bunko”.
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