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ダイ83ワ ゾク ソク ボダイ・ヨシカワ エイジ


学習ガクシュウコンテンツ 


作品サクヒンメイゾクソク菩提ボダイ
著者チョシャメイ吉川ヨシカワ 英治エイジ

 みんなカネって、カネてにゆくグンシュウが、どうしてミナあんなに❼❺ユカイそうなカオソロえてゆくだろうか。トキにふと、あのアサオビタダしいアシなみを、ふしぎにナガめることがある。
 ケイニンゲンのひとつのツヨ❻❹ヨクボウを、❻❸サイドするチカラをもっている。
 ❹❷ケイバジョウアツまるほどのモノ、もとより❸❶クンシ❼❶ケンジンない。ヨクにも❼❻オウセイなら、❶❻キンセンにもイチばい❼⓫ドンヨクであるべきはずのようにオモわれている。❸❸ジジツるからに、❷❼シヘイ❼❶コウズイナカで、❸❺チマナコカオ❹❷ムスウである。
 だが、❷❷ジブンっている❼❺ハンイや、バスのナカイッしょになるヒトたちをてもそのアサアイなさといったら、コト❹❷ケイバカンするかぎり、ダレカレも、まるでどもみたいな❼❶チキカエっている。どんな❷⓫ゴウヨクでもないオトコといわれるモノでも、❹❷レイガイなく、❷❶ショウネン❷❸ジダイ❷❶エンソク❶❷キブンをそのままってかけてゆく。
 また、❹❷ケイバジョウナカ❹❷アンガイ、スリや❷❼ゴウダツスクない。❷❷コクデンなどの❷❷バアイ❺❼ヒカクしたら、❸❸ヨソウガイに、そんな❼❹ヒガイない。おもうに、スリも、あの❸❹タワイなきるつぼにじって、ただタンに、ヒトのポケットのモノを、❷❷ジブン❼❶カイチュウ❺❸イテンさせるだけでカレのほんとうの❻❹ヨクボウ❹❶マンゾクできなくなるにちがいない。スリも、❷❻バケンって、❹❶テキチュウした❼❺カンキ❻❷アナバアジわいたくなるのだ。ワタクシそうオモう。
 ❹❷ケイバシンらないヒトが、あの❺❺コンザツ❸❺チマナコだけを❹❺レイガンして、もしそれを、アサましいゾクのすがたというならば、そういうヒト❷❸ジシンのうちに、つつまれているものこそ、もっとアサましい、ゾクゾクなるものである。

コンテンツこんてんつ 


作品サクヒンメイゾクソク菩提ボダイ
著者チョシャメイ吉川ヨシカワ 英治エイジ

 みんなミンナカネってッテカネゆくユクグンシュウどうしてドウシテミナあんなにアンナニ愉快ユカイそうなソウナカオソロえてエテゆくユクだろうダロウトキふとフトあのアノアサオビタダしいシイアシなみナミふしぎフシギナガめるメルことコトあるアル
 ケイニンゲンひとつヒトツツヨ欲望ヨクボウ済度サイドするスルチカラもってモッテいるイル
 競馬ケイバジョウアツまるマルほどホドモノもとよりモトヨリ君子クンシ賢人ケンジンないナイヨクにもニモ旺盛オウセイならナラ金銭キンセンイチばいバイ貪慾ドンヨクあるアルべきベキはずハズようヨウオモわれワレいるイル事実ジジツからカラ紙幣シヘイ洪水コウズイナカ血眼チマナコカオ無数ムスウあるアル
 だがダガ自分ジブンってッテいるイル範囲ハンイバスばすナカイッしょショなるナルヒトたちタチてもテモそのソノアサアイなさナサいったらイッタラコト競馬ケイバカンするスルかぎりカギリダレカレまるでマルデどもドモみたいミタイ稚気チキカエってッテいるイルどんなドンナ強慾ゴウヨクでもデモないナイオトコいわイワれるレルモノでもデモ例外レイガイなくナク少年ショウネン時代ジダイ遠足エンソク気分キブンそのままソノママってッテかけカケゆくユク
 またマタ競馬ケイバジョウナカ案外アンガイスリすり強奪ゴウダツスクないナイ国電コクデンなどナド場合バアイ比較ヒカクしたらシタラ予想ヨソウガイそんなソンナ被害ヒガイないナイおもうオモウスリすりあのアノ他愛タワイなきナキるつぼルツボじってジッテただタダタンヒトポケットぽけっとモノ自分ジブン懐中カイチュウ移転イテンさせるサセルだけダケカレほんとうホントウ欲望ヨクボウ満足マンゾクできデキなくナクなるナルちがいチガイないナイスリすり馬券バケンってッテ的中テキチュウしたシタ歓喜カンキ穴場アナバアジわいワイたくタクなるナルのだノダワタクシそうソウオモ
 競馬ケイバシンらないラナイヒトあのアノ混雑コンザツ血眼チマナコだけダケ冷眼レイガンもしモシそれソレアサましいマシイゾクすがたスガタいうイウならばナラバそういうソウイウヒト自身ジシンうちウチつつまれてツツマレテいるイルものモノこそコソもっとモットアサましいマシイゾクゾクなるナルものモノあるアル

■ 原書情報(青空文庫) 図書カード:No.55098(新字新仮名) https://www.aozora.gr.jp/cards/001562/card55098.html https://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/55098_50695.html
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Q:青空文庫って、何ですか?
A:1997年に始まったボランティア活動で、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、共有可能なものとして図書館のようにインターネット上に集めようとしております。現在は、日本国内で著作権保護期間の満了した作品を中心に、ボランティアのみなさんの力によって電子化作業を進めています。青空文庫はそういった電子化活動のための、またその成果物をアーカイヴしておくための場でもあり、そこからコピーされた本の集成や活用事例もまた〈青空文庫〉と呼ばれることがあります。
Q: What is Aozora Bunko?
A: The volunteer activities, which began in 1997, the free e-book that can be accessed by anyone in, we are going to gather on the Internet like a library as a thing that can be shared. Currently, we are proceeding with digitization work with the help of volunteers, focusing on works whose copyright protection period has expired in Japan. Aozora Bunko is a place for such digitization activities and for archiving the deliverables, and the collection and use cases of books copied from it are also sometimes called “Aozora Bunko”.
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